予算目標を追いかけるのは長期戦です。
計画どおりに活動をしていくなか、変更や不測の事態に遭遇するのは多々あります。
思いどおりにいかないことから、どうしてもモチベーションが下がり、さらに成績不振になる時期も少なくありません。
しかし、これは誰しもがとおる通過点です。
熟練になるにつれ、その成績の起伏が緩やかになっていきますから、過度な心配は必要ありません。
今回は、そんな陥りやすい負の連鎖とバイバイして、よりベターな考え方やそのポイントをご紹介したいと思います。
ベターというのは、個人差や就業環境差によっては、当てはまらない場合もあるからです。
あくまでも、本質的な観点をご参考にしていただければと思います。
はじめに意識すること
仕事と向き合う
とある大企業の会長職を務める方は、
「人と向き合い仕事をする。自分と向き合い仕事をする。よりも、仕事と向き合っているときが一番楽しい。」というようなことを言われていました。
その方は、外資系一流コンサル会社での勤務を経て起業した成功者です。
この「仕事と向き合う」とは、
周りに振り回されず、自身の感情に流されない結果主義の考え方と言い換えることもできるでしょう。
そもそも、責任がなく結果を求められない仕事って、営業に限らず魅力がありませんよね。
それなら、どっぷりと結果にこだわる取り組みをしてみてはいかがでしょうか。
ある程度、自分自身で数値を作っていくポジションであればより意識することをおすすめします。
モチベーションの維持
よく、いろんなところで「モチベーションが上がらない」や
「モチベーションを維持する方法」なんて話を見聞きしますが、率直に言って、そこを注視して考えるのは無意味です。
営業職に限らず、すべての仕事、もっといえば大好きな趣味においても、やる気が起きない時期や波が必ずあるはずです。
少なからず収入を得て活動する仕事においては、やる気が出ようが出まいがパフォーマンスを維持するのがプロです。
そうした観点からも先に紹介した「仕事に向き合う」スタンスを重要視する理由があります。
習慣
売れないときの考え方
営業は基本的に勝ち負けの世界です。
常に競争相手が存在し、思いもよらない失注もあるでしょう。
重要なのは、そんな時に「自分にどう言い訳するか」によって、売れる営業になるか否かが決定されます。
それは、他人にはわからないかもしれませんが、「自分への言い訳の仕方」が折々の言動に現れるものです。
自身を客観視する考えに近しいでしょう。
自己管理
ある程度スケジュールを決められるのは営業の特権です。
一方では、自身を管理するのも必要な要素です。
もちろん、あそびも大事です。車のハンドルのようなイメージです。
それがなくては堅物のように、商談にも余裕がでなくなるものです。
わたしも、市場調査という名目でいろんなところに出張ったものです。
このあそびとは、外回り中にサボってパチンコするような類のものではありません。
いずれにしても、自己管理はすべての基礎になります。
やりやすい方法でその習慣をつけることをおすすめします。
健康管理
しっかりと食事と睡眠を充実させていますか?
時間がない中、特に睡眠は犠牲になりがちです。
考えることが多い営業業務では、睡眠の充実がパフォーマンスに大きく影響受ける印象があります。
せっかく事前準備に念を入れてもいざというときに本領を発揮できないのはもったいないですよね。
健康管理は危機管理に通じます。
不測の事態に多く遭遇する営業にとって危機管理はとても重要なスキルです。
付き合う人を選らぶ
営業業務は、楽しくやりがいがある一方で、孤独です。
それは、仲間がいないということではありません。
特に同期は、悩みも相談しながら成長できる非常に貴重な存在です。
ここでお伝えしたいのは、社内で付き合う人を選ぶ重要性です。
これは職場に限ったことではありませんが、人は関係性の生き物です。
環境によって影響を受け感化されます。そのロジックは深堀しませんが、
成長の妨げになると思われる人からは物理的にも離れるのが得です。
端的に言いますと、
社の成績上位2割以内を継続しているメンバーと付き合うことで、
付き合わないほうが良い人物像が判別しやすくなるかと思います。
つまり、「一流を知れ」ということになります。
一流の人物を知れば二流三流は非常にわかりやすいものです。